私どもは、ある住宅専門調査会社を通じて、平成14〜16年の3年間に木造住宅を建てられた一部の建て主様を対象にアンケート調査を行いました。ここで木材に関するトラブルを抱えられた73名を対象にした調査項目とその結果の一部をご紹介したいと思います。
| 調査項目: |
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1.木材に関するトラブルの種類
2.その時の建築士もしくは施工者の対応
3.無垢材使用に関する事前の説明の有無とその内容 |
| 1. |
木材に関するトラブルの種類 |
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塗り壁やタイルの亀裂、床鳴り、ドアや引き戸の開閉困難、壁の波打ち、釘やボルト・金物のゆるみ、カビの発生、材色の悪さやもろさ、木材から出るヤニ、接着剤のはがれ、雨漏り、接合部に大きな隙間や大きな割れ、材のあばれ(反りやねじれ)、指定寸法に満たない材、など。 |
| 2. |
その時の建築士もしくは施工者の対応 |
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「木は生き物だから仕方がない!」「どこでもこんなもの!無垢材なら当たり前!」と説明され、反論できなかった。 |
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「木は動くものだから、我慢してもらいたい!」などの説明をされたが、修理・交換はしてくれた。 |
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「建築士の指示通りやったのだから、建築士に言ってほしい。」「施工者の施工技術の問題なので、施工者に頼んで修理してもらってほしい。」と罪のなすり合い。後日、施工者にお願いし、修理してもらった。 |
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「木材がしっかり乾燥するまで、このまま置いておきましょう。その後、修理します。」と言ってその時は帰ったが、数ヵ月後に修理してくれた。 |
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何も説明してくれなかったが、修理はしてくれた。 |
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「我々に落ち度はない。きちんとやってある!」と電話で告げられ、未だそのままの状態。 |
| 3. |
無垢材使用に関する事前の説明の有無とその内容 |
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まったく説明してくれなかった。 |
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「木は生き物だから・・・。」「呼吸しているから・・・。」など、無垢材を使う以上、仕方がないとの説明を受けた。 |
そして、この調査の最後に、木材に関する弊社作成のレポートを読んでいただき、2つの質問をしてみました。
すると、これら無垢材に関するトラブルを経験した建て主様の8割以上(61名)が、将来のリフォームもしくは新築の際には、「同じ業者には依頼しない!」との回答を返してきたのです。そして、将来リフォームもしくは新築を行う際には、全員が「品質重視、しかもしっかり芯まで乾燥した材料を使用する!」と言ってきたのです。
さらに、彼ら全員がリフォームもしくは新築の際には、品質を重視するにあたり、素材、製材、そして乾燥に必要な費用を負担する意志があることを示しました。
誰も好き好んで自らトラブルの原因になる木材を使ってもらおうとは思いませんものね!
木材に関する十分な知識と正確な情報を伝えてもらって始めて、何を優先し、どれを選ぶべきかを考えられるようになるのです。

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